アクティビティのねらい・概要
ねらい
このアクティビティでは、複言語でウェブサイトを分析します。
各国のサイトを分析することで、日本語を使いながら、クラスメイトと様々な言語を学び合える活動になっています。
概要
目標 |
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学生の日本語力 |
問わない |
その他の言語力 |
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所要時間 | 1時間 |
おすすめクラス | 母語が多様なクラスでやるのがおすすめ。 |
手順
ロードマップ
1.文化的特徴の分析
- 【教師】グローバル企業を一つ選び、各国のサイトをいくつか提示します。
※学生のよく知っている地域のウェブサイトを選ぶといいでしょう。
グローバル企業の例として以下のようなものがあります(確認日:2024年4月)。
- Toyota
toyota.com(アメリカ)、toyota.co.uk(イギリス)、toyotabharat.com(インド)、toyota.co.kr(韓国)、toyota.com.tw(台湾)、toyota.com.cn(中国)、toyota.jp(日本)、toyota.fr(フランス)、toyota.com.hk(香港) - Canon
usa.canon.com(アメリカ)、canon.co.uk(イギリス)、in.canon(インド)、kr.canon(韓国)、tw.canon(台湾)、canon.com.cn(中国) 、canon.de(ドイツ)、canon.jp(日本)、canon.fr(フランス)、asia.canon(南アジア・東南アジア)
- 【学生】ウェブサイトの概観(サイトの色、デザイン、レイアウト、イラスト等)を比較します。
※必要に応じてワークシートを作ることもできます。
- 【学生】上記の違いをもとに、それぞれの国で何が重視されているか、どうしてそう思ったかを話し合います。
2. 言語の分析
- 【教師】次の質問をします。
- 知らない言語のサイトを調べるのは簡単でしたか。アルファベットでない言語の場合はどうでしたか。
- サイトをクリックしたり、内容を予測するときに何を手がかりにしていましたか。
- 【学生】自分が知っている言語(日本語以外)のウェブサイトの語彙の中で、他の学生が知っていたら便利だと思う語を、3つ選んで日本語に翻訳します。
- 【学生】お互いに言語を紹介し合って、日本語と様々な言語の語彙リストを作ります。
3. 振り返り
- 【学生】このタスクから自分が学んだことを振り返って、書き出します。
参考文献
- Council of Europe (n.d.) “Building on plurilingualism: Activities” https://maledive.ecml.at/Studymaterials/School/Buildingonplurilingualism/Activities/tabid/3726/language/en-GB/Default.aspx(参照:2024年4月16日)
こんな先生・活動にお勧めです!
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学生の知っている言語を生かしてできる活動です。
母語が多様なクラスで実施することで、他の言語への興味も育むことができます。