複言語でウェブサイトを分析しよう

アクティビティのねらい・概要

ねらい

このアクティビティでは、複言語でウェブサイトを分析します。

各国のサイトを分析することで、日本語を使いながら、クラスメイトと様々な言語を学び合える活動になっています。

概要

目標
  • 複言語でサイトを比較して、商品を売るために、各国でどのような戦略をとっているか、言語情報・非言語情報をもとに分析できる。
  • 自分の知っている言語のサイトを手がかりに、他の言語についても学ぶ。
学生の日本語力

問わない

その他の言語力
  • 日本語以外の言語でディスカッションをする場合は、教師・学生ともにその言語で中級後半(B2)以上
所要時間 1時間
おすすめクラス 母語が多様なクラスでやるのがおすすめ。

手順

ロードマップ

1.文化的特徴の分析

  • 【教師】グローバル企業を一つ選び、各国のサイトをいくつか提示します。
    ※学生のよく知っている地域のウェブサイトを選ぶといいでしょう。

グローバル企業の例として以下のようなものがあります(確認日:2024年4月)。

  • 【学生】ウェブサイトの概観(サイトの色、デザイン、レイアウト、イラスト等)を比較します。
    ※必要に応じてワークシートを作ることもできます。
  • 【学生】上記の違いをもとに、それぞれの国で何が重視されているか、どうしてそう思ったかを話し合います。

2. 言語の分析

  • 【教師】次の質問をします。
    • 知らない言語のサイトを調べるのは簡単でしたか。アルファベットでない言語の場合はどうでしたか。
    • サイトをクリックしたり、内容を予測するときに何を手がかりにしていましたか。
  • 【学生】自分が知っている言語(日本語以外)のウェブサイトの語彙の中で、他の学生が知っていたら便利だと思う語を、3つ選んで日本語に翻訳します。
  • 【学生】お互いに言語を紹介し合って、日本語と様々な言語の語彙リストを作ります。

3. 振り返り

  • 【学生】このタスクから自分が学んだことを振り返って、書き出します。

参考文献

こんな先生・活動にお勧めです!
E

学生の知っている言語を生かしてできる活動です。
母語が多様なクラスで実施することで、他の言語への興味も育むことができます。